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開いた窓から見える風景

2012年07月19日 22:33

来週試験だが。
企画展アンドリュー・ワイエス「オルソン・ハウスの物語」観てきました。
前回、カンディンスキーとクレーを観に行った時、面白いなーとは思うものの背景も何もわけがわからず完全に「小学生並みの感想」しか出なかったので、今回は事前に少し予習をしていくことにしました。
とはいっても、ウィキペディア先生レベル程度ですが。

美術館デートにおいては、男が訳知り顔で女にアレコレ蘊蓄(明らかに一夜漬け、あるいは的外れ)を語る、という痛いシチュエーションがある種の定番ですが、幸か不幸か僕には蘊蓄を語る相手もいないので、まぁ気にせず一夜漬けして観に行きました。

アンドリュー・ワイエスは近代アメリカの代表的な画家で、この企画展では彼の別荘近くに住んでいたオルソン家をモチーフにした作品群が展示されています。
彼は生まれ故郷とこの別荘地以外ほとんど旅行もせず、この二つの場所のどちらかの風景と、そこに生きる人々を描いた作品ばかりを描いたそうです。

オルソン家を描いた絵の数々は、例えば納屋の片隅に置かれた農具であったり、埃っぽい部屋の窓だったり、そういう些細な生活の断片を描いており、また仕事に精を出すアルヴァロ・オルソンの姿などから、慎ましくも生々しい生活の手触りが感じられるようでした。
僕はよく高速バスに乗るんですが、東北自動車道を通る道すがら、車窓から見える山と田んぼしかない風景と、そのなかに点在する家々を見るのが毎度密かな楽しみになっています。そうした所に住む人々の暮らしを創造するのがとても楽しい。
オルソン・ハウスの絵画達は、それとよく似た感覚を呼び覚ましました。

前述のように、ワイエスは自分の住みかを離れず、同じモチーフを繰り返し描きました。
なんというか、ひと所に根を張ってそこに確固たる自分の世界を構築する、という生き方は、とても憧れます。
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