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学園祭へ行こう!後編(米澤穂信)

2012年11月14日 00:01

もう学園祭まったく関係なくなりますが。
米澤穂信講演会

翌日、一橋大学の学園祭の一企画、米澤穂信の講演会「日常の中のミステリ」を聞きにいきました。
ほとんどこれのためだけに上京するもやぶさかでなかったと言えるくらい、参加出来て良かったと思います。
ひとが死なないミステリ「日常ミステリ」の旗手とも言われたよねぽが、その歴史と執筆における技術的な方法論などについて語り、おかしな余興もあり、質疑応答もあり、という内容でした。
ヴァン=ダインの二十則とか、ノックスの十戒とかは名前しか知らないので「ふーん」と言う感じでしたが、そもそもミステリの創世記には決して少なくなかった「人が死なない」ミステリが、米澤の言葉を借りれば「デコラティブな死はミステリの花形」という一般的認識に押されてきたなか、近年再び「日常の謎」として脚光を浴びるようになったのはなぜなのか。その歴史には興味をひかれました。わたし、気になります。

日本における日常ミステリの先駆として挙げられていた北村薫の『空飛ぶ馬』、それに続いて出てきた加納朋子、若竹七海あたりは遠い過去に読んだ記憶があります。内容はすっかりさっぱり忘れましたが。
小学生だった僕がなぜそうした本を読んだのかといえば、単純に母親の書棚にあったから、というだけなんですが、このあたりですでに僕が米澤穂信ファンになる土壌は出来上がっていた、ということでありましょう。また今度、帰省したら読み直そうと思います。
そのほか、東京創元社に短編連作が多く、日常ミステリと親和性が高い構造をしている、という話なんかも、うんうんと頷きながら聞きました。

米澤自身のミステリを書く上での技巧的な話とかは、講演会ならではのここでしか聞けない感が。
ご本人はバリっとスーツで決めてたのですが、ソロで話すのは初めてだったそう(後日Twitterにて)で、ちょっと緊張してるのが端々に見て取れました。
話す内容を章立てして資料を用意しつつお話されていて、誠実なんだなーと感心。話し慣れないからそうしたのかもしれませんが。

聴衆の属性としては、学祭ということで学生も多かったのですが、割と老若男女という感じで、さらに大教室が満席という盛況ぶり。
隣に座ってた男性なんかは、結構ミステリマニアっぽくて古い海外ミステリの内容ネタにもいちいち反応しておられましたが、アニメ終了直後ということでにわか(あまりよくない表現ですね)ファン層も多かったのでは、と邪推。
質疑応答、それどうしても聞かなきゃ駄目ですか?みたいな質問がいくつかあり、僕は内心ちょっと白けてたのですが、ファンイベントとはこういう雰囲気なのでしょうか。参加したことがないのでよくわかりません。
フォロワーさんがひとり同じ会場にいたようなのですが、質疑応答で当たった人のなかに聞いた声があり、「もしや…」と思ったらずばりご本人でした。(配信で声を知ってた)
声だけで特定とは、我ながらネトストが板についてきたようですね。

というわけで、約2時間半ほど?でしたがとても楽しい講演会でありました。
もともとこのようなイベントがあるとは知らずに今回の東京行きを計画していましたが、直前にとあるフォロワー(会場に居た方)さん経由で講演会の存在を知り、ちょうど行ける日程だったので予定に組み込んだという経緯があります。
某氏に感謝します。会場を出る前に分かればお声をかけたのですが。
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