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継音

2011年04月22日 20:08

私がギターに出会ったのは高校生の頃だ。
何のとりえも、趣味も特技も持っていなかった私に、それはとても眩しく見えた。
素敵な仲間達、可愛い後輩に囲まれて、毎日音楽に明け暮れた。
こんな幸せが、いつまでも続けばいいと思った。
皆で同じ大学に進み、当然のようにそれは続いていくものだと信じていた。
けれど、どうしてだろう。
きっと、理由なんてない、なんとなく、ちょっとした事が積み重なって。
私達は少しずつ、少しずつ、離れ離れになっていった。
バンドは自然消滅した。
他の人とバンドを組む気にはなれなかった。
何故か、あの仲間達以外と音楽をする自分が想像できなかった。
きっと、私は音楽がやりたかったんじゃない。
あの仲間達と同じ時間を過ごしたかっただけだった。
それきり音楽はやめてしまったけれど、楽器と楽譜はどうしても捨てられなくて、ずっと大切にしてきた。
高校にあがった孫娘が私のギターに興味を持ったのは半年前のことだ。
そして、今、私はステージでマイクの前に立つ孫を見つめている。
彼女の手にはギブソン・レスポール・スタンダード。


「じゃあ次の曲…ふわふわ時間!」
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