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商店街戦争

2011年10月02日 01:29

ショッピングセンターの歴史は19世紀アメリカに始まる。
フォード社が拓き、GM社が整備した車社会と、郊外住宅の発展を背景に、今日のショッピングセンターの原型が生まれた。
日本においては、1960年代、ダイエーなどが先駆けて郊外型ショッピングセンターというビジネスモデルを導入していく。高度経済成長下にあって、大衆消費社会が実現しつつある中、大型の複合商業施設はその数と規模を増やしていった。自動車の普及という経済成長のシンボルのひとつが、人々をショッピングセンターへと導いたのだ。
その陰で、地元商店街は大きな打撃を受けた。客数の減少は留まるところを知らず、閉店を余儀なくされるばかりの姿は、もはや商店街とは到底呼べなかった。「シャッター商店街」という言葉は、敗北の烙印そのものだった。

このまま消えるわけにはいかない。
各地の商店街自治会は、決断した。ともすれば、最期となるかもしれない決断を。
巨大資本に経済的戦いを挑んでも、勝ち目はない。

彼等は、武器を取った。

20XX年、第一次商店街戦争勃発。

みたいな夢を見たので、ラノベのプロローグっぽくした。
別に大衆消費がどうのこうのっていう夢では無くて、なんか「商店街の雇った殺し屋」とかいうのが出てくる夢。
もちろん標的は僕。
(相変わらず、何かに追われる夢ばかり見ているでござる)
いや、夢の話がしたいわけじゃない。とんでもない夢だったけどさ。


物語を作る上で、背景の設定はとても大切だと思う。
ショッピングモールが云々っていうのは、前期の経営史の授業でやった事とウィキペディアを参考にそれっぽく適当な事を並べたんだけれど、こんなのでも多少難儀するものだった。題材を取材し、理解し、フィクションの中に組み込むという作業は、大学生のレポートなんかよりずっとその事柄について学べるのじゃなかろうか。作家さんは本当にすごいと思う。

僕はあまりライトノベルを多く読まないのだけれど、いくつか良く思っていない事がある。

その一つが、この「取材」という過程があまり感じられない内容だと言う事。
まぁ、一般書がどれもこれも取材してきた内容であるわけではなかろうけれど、ラノベの脳内妄想の割合はあまりに高い気がする。もう少し、何かしらのインプットを自分のアウトプットに反映させる努力をしてもいいのじゃないだろうか。
友達のゼミの先輩がラノベ作家らしい。その新作がサンデルの『これからの「正義」の話をしよう』のオマージュというか、もじったタイトルだったのだけれど、あらすじを読んだ限りどう見てもサンデル教授の正義論とは関係無さそうだった。まぁ、サンデルさんのやつも読んでないけれど。
いや、正確には、インプットの反映は確かにあるんだけれど、それは例えばエロゲだったり、他のラノベだったり、アニメだったり、そういうラノベがあまりに多いと思うのだ。

もう一つは、「こんなの俺でも書けるわ」感が異常に強いと言う事。
もちろん本当に書けるとは思ってない。ない、が、文章力とか、語彙とか、これでプロを名乗って恥ずかしくないのかと、思う事が全く無いとは言い切れないかもしれない。
中には上手いなと感じるものもあるんだけれど、それを見つけるのはドラクエ7で石板を探すよりも面倒な作業なのだ。なにしろ表紙がどれもこれも萌え絵なのだから。
これも気に入らない。これは単に僕の好みの絵柄が少ないってだけだけれど。

たぶん、ラノベにそういう傾向があるのは、そういうのが売れるからだと思う。
良いモノより売れるモノ。商売だから、それは仕方ない。
けれど、本当は良いモノが売れるべきだとも思う。そう考えた時、僕の思う良いラノベが必ずしも売れていない、逆に僕が良いと思わないラノベが売れているという現実が、ラノベが読みたいのに読む気になれない感じに拍車をかける。




とても上から目線で偉そうに文句垂れてごめんなさい業界の諸先生方。
実際読まず嫌いも否めないので、ほとんど言いがかりに近い。
宮部みゆきみたいな社会派小説を、生意気にも小学生の時分から読んでいたせいか、一般文芸書がライトノベルや漫画よりも格上であるかのような思い込みを持っているのかもしれない。漫画に関しては面白いモノもたくさんあってそれほどでもないのだけれど、ライトノベルに対する僕の視線は、ほとんど差別に近い。
そもそも「ライト」ノベルだっつってんだから、僕の言う事は重量感たっぷりでなおかつ軽くしろみたいな、支離滅裂な文句だ。
だから、結局、僕は僕の読みたいライトノベルを、草の根をかき分けるように探し、宝物のようにそれを見つけて大事に読むしかない。


本当は、軽い読み物が大好きなのに。
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コメント

  1. せみ | URL | k6nwMOFg

    「そんなんありえんやろーアッハッハ」って素直に流し読みできない人には向かないかもしれんすね
    でもそんなになんでもかんでも深く考えながら読んでたら疲れません?

  2. まつのじ | URL | -

    >>せみくん
    まぁそうなんだけど、「だったら漫画でやりゃいーじゃん」とも思っちゃうんだよな。
    それをわざわざ文章でやるからには、文章なりの魅せ方をして欲しいなー、なんて。

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